起業したら、まずはホームページ!
そう思って作ったのに…1年たってもお問い合わせはゼロ。
今日は、私が起業初期にやってしまったホームページの失敗談と、そこから学んだことをお話しします。
無料でホームページ作った結果
最初は無料のアメブロでブログを書いていました。
でも、ある時
「アメブロは運営が終わったら全部消える」
「検索に弱い」
「WordPressなら独自ドメインで資産になる」
と他のFPさんから聞き、WordPressでホームページを作りたいと思うようになりました。
ちょうどその時、「無料でホームページを作ります」というメールが…
やり取りはメールのみ。サーバー代は毎月1,000円ほど。
「無料ならお得!」と思ってお願いしました。
お問い合わせはゼロ…
ホームページができても、1年たっても問い合わせはゼロ。
当時の私は「誰に、何を、どうやって売るか」が決まっていませんでした。
ブログ記事も、子育てのお金・老後のお金・起業のお金とテーマがバラバラ。
ペルソナを決めるとお客様が来ないと思い込み、ターゲットを絞れなかったのです。
さらに、修正したい部分があっても連絡はメールのみ。
「Zoomで話したい」とお願いしても断られ、細かな修正ができないまま。
有料で作り直し
その後、20万円かけて業者さんに依頼しました。
打ち合わせも数回あり、メニューやプロフィールページもしっかり作ってくれて、見た目は満足。
でも、問題は“導線”でした。
- キャッチコピーはあるものの、「誰に」「何を」「どう役立つか」がわからない
- サービスがあるけれど、導線が整っていなくて、クリックして進むハードルが高い
- 「このブログを読むとどう得になるか」がわからない
結果、お客様が申し込みまでたどり着きにくいサイトに…。
お問い合わせは入るようになったけれど…
5年ほど運営し、そこそこお申し込みも入るようになりましたが、
もっとメニューやお客様の声をわかりやすくしたくなりました。
ところが、固定ページの変更は業者に依頼しないとできず、手間も費用もかかります。
さらに、Googleアナリティクスの設定も自分でできず、
業者から送られるレポートだけでは分析できませんでした。
今だから言えること
ホームページがあれば集客できると思いがちですが
ホームページから集客するためには、ただ作ればいいってものではありませんでした。
今だから言えることですが
- 誰に、何を、どうやって売るかを決めてから作る
- 作ったあとの修正を自分でできるか確認しておく
- 導線とコンテンツはデザイン以上に重要
- ライバル調査をして、同業者のターゲット・メニュー・導線を参考にする
- アクセス解析(Googleアナリティクスやサーチコンソール)を自分で使えるようにしておく
個人事業主の場合、知名度のある大手のホームページのようにあればいいというわけではなく
誰に何をどのように販売するか
誰のどんな悩みを解決できるのか
このことがしっかりできていないと
ホームページからの集客は難しいことを思い知らされました。
ホームページは「作ること」がゴールではありません。
見た人が迷わず行動できる導線や、情報の見やすさが大切です。
これからホームページを作る方は、ぜひ私の失敗談を参考に、準備してくださいね。