講座をマンネリ化させない!講座資料の作り方と写真の見せ方

今日は、保険のお仕事をしているFPの方から、

「今度、FP向けの勉強会をするので、講座資料の作り方を教えてほしい」

というご相談がありました。

FP向けの勉強会というと、どうしても制度や数字の説明が多くなります。

もちろん、正しい知識を伝えることは大切です。

でも、正しいことを順番に説明するだけでは、参加者が途中で飽きてしまうこともあります。

特に、普段から勉強会に参加しているFPさんは、ある程度の知識を持っています。

「それ、知っています」

「前にも聞いたことがあります」

そう思われたら、せっかくの講座も印象に残りません。

そこで今回は、FP向けの講座をマンネリ化させないための工夫をお伝えしました。

最初に「興味を持ってもらう仕掛け」を入れる

講座の最初から、いきなり制度の説明を始めるのではなく、まずは参加者に興味を持ってもらいます。

そのために使いやすいのが、クイズです。

今回は敬老の日の前に開催する講座なので、例えば、

「日本に100歳以上の人は、何人いるでしょう?」

「30年前と比べて、どのくらい増えたでしょう?」

というクイズを入れるのもいいですね。

いきなり答えを説明するよりも、

「えっ、そんなに多いの?」

「私が思っていた数字と違う!」

と感じてもらうことで、その後の話に興味を持ってもらえます。

長寿化の話から、老後資金や年金、介護、保険の話にも自然につなげられます。

FP向けだからといって、難しい説明ばかりにする必要はありません。

知識がある人に対しても、

「ちょっと考えてみたい」

と思ってもらう仕掛けは大切です。

FPの講座は「数字の見せ方」が大事

私たちFPは、講座の中で数字をたくさん使います。

でも、同じ内容でも、数字の見せ方によって受ける印象は大きく変わります。

例えば、インフレについて説明するとき。

「現在の1万円は、将来8,000円程度の価値になります」

と伝えることもできます。

もちろん、これでも間違いではありません。

でも、

「今持っている1,000万円が、将来は800万円程度の価値になるとしたら、どう感じますか?」

と伝えた方が、インパクトがありますよね。

1万円が8,000円になるよりも、1,000万円が800万円の価値になると言われた方が、

「200万円も価値が減るの?」

と、ぐっと自分ごとになります。

私たちFPにとっては、どちらも同じ割合の話です。

でも、参加者が受け取る印象はまったく違います。

数字をただ見せるのではなく、

「どの数字を使えば、自分のこととして考えてもらえるか」

ここまで考えて資料を作ることが大切です。

ただし、将来の物価やお金の価値は確定しているものではありません。

「年○%のインフレが続いた場合」など、前提条件も一緒に示しておきましょう。

数字の大きさだけで不安をあおるのではなく、正しく伝えながら関心を持ってもらう。

これもFP講師に必要な伝え方だと思います。

参加者にも手を動かしてもらう

講師がずっと話し続ける講座は、どうしても一方通行になります。

クイズを出す。

手を挙げてもらう。

隣の人と少し話してもらう。

自分の場合はいくらになるか計算してもらう。

こうした小さな参加型の仕掛けを入れるだけでも、会場の空気が変わります。

FP向けの勉強会であれば、

「この相談を受けたら、あなたならどう答えますか?」

と、事例を使って考えてもらうのもいいですね。

知識を聞くだけでなく、自分ならどう説明するかまで考える。

そうすると、実務でも使える勉強会になります。

講師をしている写真は、とても大切

そして、講座の準備でもう一つ忘れてはいけないのが、写真です。

講師をしている写真は、今後の仕事につなげるうえで、とても大切です。

講座が始まってから、

「あっ、写真を撮ってもらえばよかった!」

と思っても遅いんです。

講座の前に、主催者やスタッフの方にお願いしておきましょう。

ただ撮ってもらうだけではなく、アングルも大事です。

例えば、

  • 講師とタイトルスライドが一緒に写っている写真
  • 講師が前で話し、参加者が聞いている様子
  • 講師が手を挙げ、参加者も一緒に手を挙げている写真
  • 参加者がワークに取り組んでいる写真

こうした写真には、その場のリアリティがあります。

ただ前に立っている写真よりも、

「参加者と一緒に講座をつくっている」

ということが伝わります。

特に、講師と講座タイトルが一緒に写っている写真は、

「誰が、何について話したのか」

が一枚で分かるので、今後の講師実績としても使いやすくなります。

写真を撮ったら、講師実績として発信する

写真を撮ったら、それで終わりではありません。

講座終了後に、

「〇〇向け勉強会でお話ししました」

「今回は○○をテーマにお伝えしました」

と、講座の内容や参加者の反応と一緒に発信します。

講師を探している人は、実際に話している様子を見て、

「この人ならお願いできそう」

と判断します。

講師実績は、文章だけで伝えるよりも、写真がある方が信頼につながります。

ただし、保険会社や保険代理店に所属している方の場合、SNSへの掲載や講座内容の発信に社内ルールが設けられていることがあります。

また、参加者の顔が写る場合は、掲載の同意も必要です。

撮影や公開をする前に、所属先や主催者に確認しておくことが大切です。

顔が写せない場合でも、後ろ姿や手元、会場全体の様子、講師とスライドだけを撮影する方法があります。

ルールを守りながら、使える講師写真を残しておきましょう。

講座は「内容・見せ方・伝えた後」まで考える

講座を成功させるために必要なのは、正しい資料を作ることだけではありません。

参加者に興味を持ってもらう。

数字を印象に残る形で見せる。

クイズやワークで参加してもらう。

講座中の写真を残す。

そして、講座後に実績として発信する。

ここまで考えて準備することで、一度の講座が次の仕事につながっていきます。

FPは数字や制度を伝える仕事です。

だからこそ、

「何を伝えるか」だけでなく、

「どう見せれば、相手の心に残るか」

を考えることが大切です。

知識を並べるだけの勉強会から、参加者が思わず考え、行動したくなる勉強会へ。

少しの工夫で、講座はもっと面白くなりますよ。

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